|
|
DIYブームの昨今、愛車の小さな傷やくすみが気になって「車も自分で磨きたい!」という方が増えてきていますね。 車磨き用の器具を販売している量販店も多く、ポリッシャーを持っているという方もいらっしゃるのではないでしょうか? ただ、思っている以上に車の塗装はデリケートなもの。知識もなく磨くと取り返しのつかないことに・・・。 そこで、車の塗装の構造についてご紹介させていただきます。 |
車の塗装の構造 |
まずは今の車の塗装の構造について。これを知らなければ車磨きは始まりません。 現在の車の塗装は下から、地金、化成処理被膜、電着塗装、サーフェイサー、ベース塗料、クリア層という構造になっています。車種やメーカーによって多少違いはありますが、地金に錆止めと塗料を塗りやすくするたの処理をして、下塗り、メインのカラーの上塗り、更に深みを与えて上塗りを保護するクリア層。これが基本的な構造です。 車磨きの目的は、今の塗装を新車の様に蘇らせることですので、塗装の一番上のクリア層の細かな傷を「クリア層の厚みの中でいかにキレイに磨くか」ということになります。このクリア層の厚みは、普通の車で大体30~40ミクロン。磨いた後もクリア層をきちんと残してきれいに仕上げるには、磨いて大丈夫なのはせいぜい10~20ミクロンです。 10ミクロンと言えば、0.01ミリ。これはサランラップとほぼ同じ厚さだそうです。ラップ1~2枚の厚さの中での勝負。初めての方が愛車で試すにはリスクが高すぎます。「どうしても」という方以外は、信頼できる磨き屋さんを探した方が良さそうですね。 |
>トップページに戻る |
|